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「兜町に入って50年以上になる。過去を振り返ってみると、朝から晩までつるぎの刃渡りをしているようなものだった。」日興証券(SMBC日興証券) 元社長 遠山元一

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遠山氏は、1890年、埼玉県生まれ。家は豪農だったが没落したため15歳で上京、遠縁で内務大臣秘書官をしていた水野錬太郎氏の書生となった。

その後、日本橋兜町の株屋半田商店に雇われ丁稚奉公をするが、5年ほどで辞め、数社の勤務を経た後、1918年に独立、郷里の名を冠した川島屋商店を設立した。

1920年には株式会社に改組。満州事変以後の好況に乗って事業を拡大し、1936年には故郷に豪邸を建て生家の再興にも成功した。

1938年、川島屋證券会社を創業し、1944年、川島屋商店を吸収合併。さらに旧・日興證券と合併し、社長となる。戦後は、証券業界の近代化に尽力し、“遠山天皇”とも呼ばれた。美術品収集家としても有名。

掲出は、兜町に入って以来、関東大震災、昭和恐慌、太平洋戦争など、幾度も大事件にもまれながら証券会社、証券業の育成に努めてきた自らの歩みを振り返っての言葉。

切ったはったのイメージがある証券業界だが、日々動く相場や市況、先物取引などの複雑な金融知識を要する上、ましてやそのトップともなると、詰める重圧感たるや計り知れないものがある。しかし、そうした真剣勝負の日々の戦いを繰り返したからこそ、「ひとかどの人物」となれたのであろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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