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経営者のあの一言

「思い悩んだ末に考え付いたのが「儲けようと考えたのがいけない」ということだった。自分は儲けなくてもいいから、この世のために少しでもできるだけのことをしようという奉仕の心だった。」 西武グループ 創業者 堤康次郎

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堤氏は、1889年、滋賀県生まれ。幼くして父親を病で亡くし、母親の実家で祖父母に育てられる。祖父母が亡くなった後、田地を担保に金を工面して上京。早稲田大学政治経済学部政治学科に入学した。

大学在学中から、株で利益を得て鉄工所を経営するなど、さまざまな事業を手掛けるとともに、政治活動にも熱中。卒業後は、大隈重信が主宰する政治評論雑誌「新日本」の経営に社長として携わった。

不動産事業においても、箱根や軽井沢の開発で成功を収め、さらには武蔵野鉄道 (現・西武鉄道 ) 、近江鉄道を設立。戦後はGHQによる公職追放措置を受けるものの、復帰して西武百貨店、国土計画興業を擁する西武グループを育て上げた。

また、1924年に衆議院選挙に立候補して以来、13回連続当選、衆議院議長も務めるなど政治家としても活躍した。

掲出は、鉄工所のほかに雑誌の発行、真珠の養殖など、さまざまな事業を手掛けたものうまくいかず、最後と思って箱根と軽井沢の開発に乗り出した時のことを振り返っての言葉。

確かに事業とは「集めたお金をいかにして増やすか」だ。しかし製品にしてもサービスにしても、それが人々の役に立つからこそ、支持を集め、結果的に事業として軌道に乗るのである。世のため、人のためというと陳腐に聞こえるが、商いの基本は、やはりそこにあるということだろう。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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