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「しっかりした志を持ってことに当たり、柔軟な思考と創意工夫を凝らして懸命の努力をすれば、必ずことは成就する。」富士フイルム 元社長 大西實

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大西氏は1925年生まれ。東京大学卒業後、富士写真フイルムに入社。常務、専務などを経て、1980年、社長に就任。海外販売網作りに取り組み、同社を世界的なフイルムメーカーへ育て上げた。

掲出は、平成不況の中、事業拡大と新しい展開を目指すことを社員に訴えた年頭挨拶の一節だ。

社長就任の翌年、いわゆる「マビカショック」がフィルム業界を襲った。ソニーがフィルムを使わない電子カメラ、つまりデジタルカメラの構想を打ち出したのだ。デジタルカメラの普及はフィルムメーカーにとって死活問題だ。これを受けて大西氏は、デジタルカメラの開発を決断、1988年に世界のトップを切って商業用デジタルカメラの製品化に成功した。

この決断は、その後のデジタルカメラの急速な普及を知っている我々にとっては当然の決断のように見える。しかし当時のデジタルカメラは、まだまだ海のモノとも山のモノとも分からない状態だった。しかも、富士フイルムにとっては、いわば自らの事業を否定するような製品だ。

この決断は思い切ったものだったに違いない。まさに「柔軟な思考と創意工夫」によるものだったといえるのではないだろうか。その後も同社は、持ち前のチャレンジャー精神を生かし、医薬品、医療機器、化粧品、健康食品にも事業を拡大、成長を続けている。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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