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「何かことを進めるにあたって、不慮の事故が起こったら、潔く退くべきだ。」ヤナセ 元社長 梁瀬次郎

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梁瀬氏は、1916年、東京生まれ。関東大震災の発生に伴い、父の郷里である群馬県碓氷郡豊岡村(現・高崎市)に避難。その後、東京に戻り、麹町小学校、慶應義塾幼稚舎、慶應義塾普通部、慶應義塾大学経済学部へと進学した。大学卒業後、家業の梁瀬自動車(現・ヤナセ)に入社。

取締役などを経て1945年に社長に就任。2004年には、アメリカ社の販売に寄与したとして米国自動車殿堂入りを果たした。日本人では本田宗一郎氏や豊田英二氏らに続き、5人目。

掲出は、実は次郎氏の言葉ではなく、父親であるヤナセ創業者、長太郎氏の言葉だ。1973年、株式公開を熱心に勧めていた旧友であり日興証券副社長の遠山直道氏が、航空機事故で亡くなった時、次郎氏は父のこの言葉を思い出し、一度は決断した自社株の上場計画を白紙に戻したという。

時として、身の回りで事故は起こる。それによって、実行の予定であった計画に支障が出ることもあるだろう。それを乗り越えてなお進むか、梁瀬氏のように潔く退くか ── 。どちらが正解というものでもないが、時にはそれを“巡り合わせ”として判断材料にするのも一つのやり方だ。

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