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経営者のあの一言

第392回  「給料をもらって働く以上、仕事は会社から与えられたものです。組織に身を置いているからには、職種は自分ではそう自由に選べません。辞令は覚悟を決めて受け入れ、やり抜くしかありません。たとえそれが未経験の業務だとしても同じでしょう。」キリンホールディングス 元社長 三宅占二

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三宅氏は、1948年、東京生まれ。父親は日本料理研究会の理事長を務めていた三宅辰雄氏。慶應義塾大学経済学部を卒業後、麒麟麦酒に入社。営業畑を歩き、1997年に営業部長に就任した。

当時、「ラガー」が好調だったのだが、それは酒店に限る話で、コンビニやディスカウントストアでは苦戦が続いていた。そこで三宅氏は全国から若手営業スタッフを呼んで、コンビニやでディスカウントストアの攻略法を教え込んだ。そして「淡麗」の販売を機に一気に攻勢に出て、同社の売上を回復させた。
 
その後、取締役、国内酒類カンパニー社長などを経て、2007年、キリンビールの社長に就任した。ずっと営業畑を歩いてきた三宅氏。意に沿わない異動などは経験してなさそうだが、実はそうではない。自身、寝耳に水の人事を経験したこともあったという。オランダのビール大手、ハイネケンとキリンビールの合弁会社、ハイネケン・ジャパンへの営業担当副社長としての出向がそれという。

しかし、未経験の業務は学ぶことも多かった。三宅氏自身、後にこの時のことを「外国人社長と一緒に経営の舵取りをすることで、英語力と国際感覚を鍛えることができた」と話している。思わぬ人事で腐ることもあるかも知れないが、未知の分野を学ぶチャンスととらえれば、逆にそれが、思わぬほど大きく進路を切り開く可能性がある。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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