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第374回  「いつでもキッコーマンを辞められる人間になれ。」キッコーマン 取締役名誉会長 茂木友三郎

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茂木氏は、1935年、千葉県野田市生まれ。茂木家は代々野田醤油(キッコーマンの前身)を経営していて、茂木氏の父親はキッコーマン中興の祖と呼ばれる茂木啓三郎元社長。

慶應義塾大学を卒業後、野田醤油に入社。アメリカ・コロンビア大学ビジネススクールへ留学し、1961年、日本人で初めてMBA(経営学修士)を取得した。その後、野田醤油に戻り、海外事業部長を経て、1995年、代表取締役社長CEOに就任する。

この海外事業部長時代に茂木氏が携わったのがアメリカに醤油の販路を広げるというプロジェクトだ。売り出してみると反応は予想以上によく、茂木氏はアメリカに工場を建設するよう提案。しかし、社内には慎重論が多かった。それを押し切って工場を建設したのだが、折悪しく工場が完成した年にオイルショックによる不況に見舞われ、大きな損失を出してしまう。

しかし、茂木氏はへこたれなかった。景気が回復すれば必ず需要が回復するという自信があったからだ。そして予想通り、売上は伸び始め、醤油はアメリカでも人気調味料になっていったのだった。

社内で何か提案をするとき、すんなりいくとは限らない。画期的な提案であればあるほど、抵抗する人が出てくる。自説を通そうと思うのであれば、会社を辞めてもやっていけるくらいの気概が必要だ。また、実際に会社を辞めてもやっていけるくらいの知識やスキルは身につけておきたいもの。それがあれば、思い切った意見もいえるはすだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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