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第338回  「よいと思っていたサービスも、時がたてば当たり前になる。」ヤマト運輸(現ヤマトホールディングス) 元社長 小倉昌男

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 今や生活に、ビジネスに、なくてはならない宅配便。これを普及させたのが小倉氏だ。1924年、東京生まれ。東京大学経済学部卒業後、父親が経営する大和運輸(現・ヤマトホールディングス)に入社。取締役などを経て1971年、父親の跡を継いで社長に就任した。

 当時、大和運輸はオイルショックの影響から業績が悪化していた。それを立て直すために打ち出したのが宅急便だった。その頃、既に同様のサービスはあったが、まだまだ一般的なものではなかった。当然、社内からは反対の声が上がった。しかし、再建のためには新市場を開拓するしかないと小倉氏は決断する。

 1976年、宅急便はスタートした。初日の取扱荷物はわずかに11個だったという。しかし、それから4年後には3,330万個を超える。これは当時の国鉄(現・JR)の取扱個数に並ぶ数だった。しかし、小倉氏はその実績にあぐらをかくことなく、翌日配達地域の拡大、在宅時配達制度の導入、ゴルフ宅急便・クール宅急便の開発など、次々とサービスを充実させていった、

 良いサービスも、良い製品も、普及すればそれが当たり前になる。そうなると、もっと良いものを欲しくなるのが消費者心理。常に改善、改良、開発を続けなければ企業の成長はない。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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