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第336回  「気は長く持つが、行う時は気短でなければならぬ。」ブリヂストン 創業者 石橋正二郎

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 世界有数のタイヤメーカーのブリヂストン、そのルーツは小さな仕立物屋だった。石橋氏は、1889年、福岡県久留米市生まれ。高校卒業後、兄とともに家業の仕立物屋を継いだが、兄はすぐに徴兵されたため実質的に石橋氏が一人で切り盛りすることになる。

 家業を継いだ石橋氏は足袋の製造専門に業態を転換する。仕立物は雑多な注文を扱うため効率が悪く、将来性に疑問を感じたからだった。業態転換後は価格の均一化や徒弟制度の廃止など労働環境の整備も進め、事業拡大に成功する。気付けば足袋メーカーの大手になっていた。

 その後、足袋底に滑り止めのゴムを貼り付けた地下足袋を考案。これがもととなり42歳の時にブリッヂストンタイヤを設立、タイヤ製造に乗り出すことになる。

 仕立物から足袋専門への業態転換、当時としては考えられない徒弟制度の廃止、そして足袋の底に張り付けていたゴムからタイヤ製造へ進出 ── 、石橋氏は経営者として大きな決断を何度もしている。しかも、それぞれあまり時間をかけることなく成果に結びつけている。掲出の言葉の通り「行う時は気短」だったということだろうか。

 ビジネスの世界ではやはりスピードが重要な要素。何事も「気短」に取り組みたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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