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第302回  「突破力を身につけるには、得意分野を掘り下げなくてはならない。」富士通 元名誉会長 山本卓眞

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 山本氏は、1925年、熊本市生まれ。1945年に陸軍航空士官学校を卒業。満州で特攻隊に配属となるが、そこで終戦を迎える。戦後は東京大学第二工学部電気工学科で学び、卒業後、富士通信機製造(現・富士通)に入社した。入社後はデータ通信技術部次長、情報処理本部ソフトウェア技術部長、電子事業本部長を歴任。常務取締役、専務取締役などを経て、1981年に代表取締役社長に就任した。

 山本氏はわが国コンピュータ産業のパイオニアだ。1952年から電子計算機の開発に取り組み、リレー式自動計算作表機、トランジスタ式大型汎用電子計算機など経て、大規模集積回路を搭載したコンピュータを世に送り出した。これらの成果に対して1958年、1965年、1968年の3回にわたって発明協会優秀賞や発明賞が授与されている。

 同氏はよく「最近は難問にぶつかるとすぐに諦めてしまい、できない理由ばかり並べて逃げてしまう人間が多い」と嘆いたという。要するに突破力不足。そして、「突破力を身に付けるためには得意分野を掘り下げなくてはならない」と掲出の言葉を話した。

 特に若手社員にとって、得意分野を身につけることは大きな武器となる。難問突破に専門知識が役に立つだけではなく、得意分野があることが自信となって良い結果につながる。ただし、動きの早い現代のビジネス社会では得意分野があっという間に過去のものになることも珍しくない。得意分野があると安心せずに、自分磨きを続けることも大切だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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