経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

経営者のあの一言

第297回  「アイデアは洗練されてはいけない。泥くさければ泥くさいほど成功する。」マツモトキヨシ 元会長 松本和那

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 松本氏は、1939年、千葉県東葛飾郡(現:松戸市)生まれ。父親はマツモトキヨシ創業者の松本清氏。明治大学商学部を卒業後、マツモトキヨシに入社。1975年に社長に就任した。

 経営者として活躍する一方で政治活動にも打ち込み、社長就任の年に千葉県議会議員に初当選した。以後6期を務め、1996年には衆議院議員総選挙で自由民主党から出馬し、初当選を果たしている。

 松本氏の父親・清氏はアイデアマンとして知られた人物だ。たとえば、宣伝のために店先で猿を飼ったことがある。ところが、やってくるのは子供ばかり。そこで、「ひっかかれてはいけないので、猿を見に来るときには保護者同伴で」という通知を出した。今やったらネット炎上必至だが、これが当たって親子連れが増えた。

 さまざまなアイデアで個人経営の薬屋だった松本薬舗を全国チェーンのドラックストアに育て上げたのが清氏。掲出は、そんな父親を間近に見て育った松本氏の言葉だ。

 「泥くさい」とは大衆的ということだ。いくら優れたアイデアでも、理想ばかりを追求して庶民の感覚から離れたものではビジネスの成功には結びつかない。それに、アイデアというものは、見栄えを良くしようと枝葉を整えているうちに、面白味のない、どこにでもあるものになってしまうことも多い。顧客の声をよく聞き、それをストレートに形にしたもの ── そんなアイデアがうまくいくということだろう。

お気に入りに登録

プロフィール

 経営プロ編集部

経営プロ編集部

経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

関連記事

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら