経営・ビジネスの課題解決メディア「経営プロ」

経営者のあの一言

第286回  「私は災難の起こるたびに、これをよい機会に変えようと努力し続けた。」スタンダード石油トラスト 創業者 ジョン・D・ロックフェラー

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 ロックフェラー氏は、1839年、アメリカ・ニューヨーク州生まれ。父親は、一攫千金を夢見て、旅に出ていることが多い人だった。そのため、幼いロックフェラー氏は七面鳥を育てて売るなどして家計を助けたという。

 1859年に友人と製造委託会社を設立。着実に利益を上げ、南北戦争の最中の1865年、石油精製会社を立ち上げる。これが後のスタンダード石油トラストだ。当時はまだ鯨油の時代だったが、大量に使うには高価すぎるため、安価な燃料としての石油が注目されるようなっていた。その波に乗り、事業を拡大。その後、同業者を次々と支配下におくことによって急成長を遂げた。いわゆるトラスト方式である。

 こうして、20年あまりの間に全米の石油事業の90%を支配下に置き、ロックフェラー氏は石油王と呼ばれるようになる。さらに鉱山、山林などの事業にも進出した。

 しかし、反トラスト法の制定で、ロックフェラー氏のトラストはあえなく解体。新しく石油会社を設立するが、これも解散されられる。ロックフェラー氏は、そのたびに掲出の言葉を胸に努力を重ねたという。

 何かトラブルが起きたとき、たいていの人は、マイナス面ばかりに目が向く。しかし、トラブルや失敗のなかには必ず今後の教訓になるものがある。トラブルを「よい機会」ととらえることができるかどうか ── 、それが成功への分かれ道なのかもしれない。

お気に入りに登録

プロフィール

 経営プロ編集部

経営プロ編集部

経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

関連記事

会員登録 / ログイン

会員登録すると会員限定機能や各種特典がご利用いただけます。 新規会員登録

会員ログインの方はこちら