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第282回  「意気地のない人や、なんとかなるさと思って引っ込んでいるような人が、世の中を変えたためしはない。」ダイムラー・ベンツ 元会長兼CEO ユルゲン・E・シュレンプ

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 シュレンプ氏は1944年生まれ。メルセデス・ベンツの見習工として働きながら大学に通い工学を学ぶ。卒業後はダイムラー・ベンツに入社。海外の子会社社長、本社取締役兼航空部門責任者を経て1995年に会長兼CEOに就任した。

 90年代、ダイムラー・ベンツは深刻な経営不振に陥った。多角化戦略の失敗とドイツ国内の高賃金の影響で、競争力を失ってしまったのだった。

 シュレンプ氏は事業再編の必要性を訴えた。しかし、経営陣はなかなか了解しない。その時、反対を押さえたのが掲出の言葉という。

 シュレンプ氏は、その後、35事業のうち12事業を売却して、18,000人の人員削減を行い、最大子会社のメルセデス・ベンツを吸収合併するなど、大胆な事業再編を断行した。これにより、メルセデス・ベンツの業績は上向きに転ずることになる。

 状況が悪化した時、リーダーの肩には重い責任がのしかかる。「何とかなる」と願望にも似た楽観論にしがみついて、問題を先送りにしたくなるが、待っていても解決しない。むしろさらに悪化していくことがほとんど。現状を変えようと思ったら、当たり前だが、決断が必要だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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