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第276回  「“効率”という言葉はよくない。“創造性”という言葉を使うべきだ。」ゼネラル・エレクトリック 元会長兼最高経営責任者 ジャック・ウェルチ

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 ウェルチ氏は、1935年、アメリカ・マサチューセッツ州生まれ。マサチューセッツ大学を卒業後、イリノイ大学で工学博士号を取得し、1960年、ゼネラル・エレクトリック(GE)に入社した。

 若手社員の頃、工場の爆発事故の責任を問われ、解雇されそうになったこともあったが、副社長、上席副社長、副会長などを経て、1981年、同社で最年少の会長兼最高経営責任者になった。1999年には『フォーチュン』の「20世紀最高の経営者」に選ばれている。

 ウェルチ氏は業績不振に陥っていたGEを大量解雇と不採算部門の整理統合で蘇らせたことで知られている。しかし、人材を大切にする人物でもあった。掲出の言葉もそんな一面をうかがわせるものの1つ。

 ある日、上司がウェルチ氏に「仕事の効率を上げてくれ」と不満をぶつけてきた。それに返したのが掲出だ。続けて「ここにいるあなたの部下一人ひとりは全員同じ人間だ。彼らの生み出すアイデアは無尽蔵だ。あなたはそれを好きなだけ持っていくことができるんですよ」といったという。効率という言葉をふりかざしていたらモチベーションが下がり、アイデアも出てこなくなるといいたかったのである。過ちを認めた上司は、直属の上司に同じことを訴え、ウェルチ氏のこの言葉は上層部にまで達したという。

 リーダーの役割の1つは部署の効率アップと考えがち。しかし、本当に取り組むべきは部下の創造性アップなのではないだろうか。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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