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経営者のあの一言

第274回  「社員のなかには知恵がある人間がたくさんいる。そういう人たちから自由さ、創造の喜びを奪ってはいけない。無鉄砲なくらいのチャレンジをさせなくては企業の若さは保てない。」パイオニア 創業者 松本望

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 松本氏は、1905年、神戸市生まれ。中学中退後、家具職人、ピアノ調律師、無線技士など、さまざまな職業を経験したのち、妻の実家である大谷商店の大阪支店を譲り受け、ラジオ商を始めた。

 しかし、すぐに世界恐慌が起き、厳しい経営を強いられることになる。そんななか、松本氏はアメリカ製のダイナミックスピーカーに出会い、その音に魅了された。

 スピーカーといえばダイナミックスピーカーのことを指すといっていいほど、ポピュラーな方式だが、当時の日本では生産されていなかった。この音を多くの人に聞かせたいと考えた松本氏は、1937年、福音商会電機製作所を設立、1947には株式会社に改組し、国産初のダイナミックスピーカーの開発・販売を始めた。ちなみに、福音という社名は松本氏の実家が教会だったため。また、後の社名パイオニアはこのスピーカーの商標。

 当然といえば当然だが、国産初のダイナミックスピーカーの開発・販売には周囲の人たちは反対した。松本氏はそれを押し切ってチャレンジしたのだった。

 掲出はそんな松本氏の言葉。企業というもの、ライバルが努力しているなかでの現状維持は後退を意味する。無鉄砲なチャレンジばかりしていても困るが、まったくしなかったら衰退する可能性は高い。リーダーには社員に自由にやらせる度量も必要だ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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