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第272回  「反対があるのは健全なこと。本当に力のあるアイデアか試されるわけだから。」モトローラ 元会長 ゲイリー・L・トゥッカー

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 トゥッカー氏は、1939年生まれ。1962年、モトローラ(2011年にモトローラ・モビリティとモトローラ・ソリューションズに分割)に入社、半導体部門のマーケティング担当などを経て、1990年に社長に就任した。

 今や生活にもビジネスにもなくてはならないのが、スマホを含む携帯電話だ。1983年、世界で最初に携帯電話を売り出したのがモトローラであり、それを推進したのがトゥッカー氏だった。以来、同社は携帯電話のシェア世界1位を1998年まで続けることになる。

 ある意味、今日の携帯電話社会の礎を作ったのがトゥッカー氏といえる。当時はポケベル全盛で、携帯電話がこれほど普及することなど、ほとんどの人が予想していなかった。わが国でも「4649(ヨロシク)」など、数字で簡単なメッセージをやり取りするのが流行し、ポケベルは女子高生の必須アイテムになった。もちろん、外回りの営業担当者の多くが身に付けていた。

 そんな状況で携帯電話を出すのはメーカーにとって必要性がないばかりか、自分の首を絞める結果にもなりかねないことだった。せっかく好調のポケベルが売れなくなるかもしれないからだ。

 当然のように、社内ばかりではなく販売会社からも強硬な反対意見が出た。それを押し切ったのがトゥッカー氏だった。リーダーたる者、反対意見が強いからといって怯む必要はない。それだけ可能性のある斬新なアイデアなのかもしれないのだから。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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