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経営者のあの一言

第271回  「いろいろ失敗したうえで売れるものが出てくるんですね。しかもたまに。」リョービ 元社長 浦上浩

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 リョービというと、思い浮かぶのは釣具ではないだろうか。同社の竿やリールを持っているという釣り好きの人も多いはず。(ただし、釣具については2000年にアウトドアスポーツ用品・レジャー用品販売の上州屋に営業譲渡している。)

 あるいは、電動工具を思い浮かべる人もいるかもしれない。建築関係の人はもちろん、日曜大工が趣味という人にも同社の電動ドリルや電動ノコギリを愛用している人は多いのではないだろうか。
 
 その他には印刷機も製造している。さまざまなモノを手掛けている同社だが、実はメインの事業は自動車関連で、シリンダーブロックやトランスミッションケースなどのダイカスト製パーツの製造だ。国内メーカーだけではなく、GM、フォードといった海外の有名メーカーにも提供していて、設計から製造までの一貫体制で塗装まで済ませた状態で納品できるのが強みという。

 同社のダイカスト技術はまぎれもなく世界トップクラスなのだが、そこに満足することなく、さまざま分野に手を広げていったのが浦上氏だ。ただし、掲出の言葉のように、必ずしもうまくいったものばかりではない。釣具のように営業譲渡したものや撤退したものもある。

 人も企業も何か得意分野があると、それで安心してしまうことが多い。もちろん、一つのことを極めるのもいいのだが、流れの早い現代ビジネス社会では、花形分野があっという間に過去のものになってしまうことも珍しくない。新しいことへのチャレンジを忘れないようにしたいものだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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