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経営者のあの一言

第266回  「多くの仕事をしようとする人は、いますぐひとつの仕事をしなければならない。」ロスチャイルド財閥 創始者 マイヤー・アムシェル・ロスチャイルド

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 ロスチャイルド氏は、1744年、ドイツ・フランクフルト生まれ。父親は金融業を営んでいて、ロスチャイルド氏もそれを継いだ。地道な商売を続け着実に業績を上げていったが、1801年、ウィルヘルム九世から資産運用を任された後、急速に成長することになる。

 ウィルヘルム九世は、ナポレオン率いるフランス軍に攻められ、亡命を余儀なくされた人物。その際、ナポレオンはウィルヘルム九世の財産はフランスが継承すると宣言したのだが、莫大な財産だ。すぐに全容を把握できるはずもない。

 そこで、ウィルヘルム九世の宮殿財務官はロスチャイルド氏に財産回収を依頼した。ロスチャイルド氏は息子たちと各地を回り財産回収に努めた。しかし、その都度、フランス当局の目を盗んで財産を送り届けるには限界があったため、ウィルヘルム九世を説得して、ロスチャイルド家に投資信託させることにした。この財産を活用してロスチャイルド氏は各地に進出、やがてヨーロッパの金融業界を支配するようになっていく。

 ロスチャイルド氏が資産運用を任されたのは、もちろん、理由がある。それ以前から宮殿の御用商人としてウィリアム九世との間に交流があった。その間の堅実な商売ぶりが評価されたのだ。

 仕事が山積みになると、あれもこれも手を付けたくなるのが普通だろう。しかし、結局、どれも中途半端に終わる。仕事は一つ一つ堅実に。それが、ロスチャイルド氏のように周囲からの信頼を勝ち取ることにもつながる。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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