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第264回  「どんなにコストがかかろうとも、どの戦地でも兵士が5セントでコカ・コーラを買えるようにしろ。」コカ・コーラ 元社長 ロバート・ウッドラフ

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 ウッドラフ氏がコカ・コーラの社長に就任したのは1923年。父親で投資家のアーネスト・ウッドラフ氏がコカ・コーラを買収し、新たに設立した会社にその商標と事業を引き継いでから4年後のことだった。

 ウッドラフ氏はホワイト・モーターズの副社長を務めていたが、以後、コカ・コーラ・ブランディングに力を入れることになる。幹線道路沿いに数多くの看板を出し、コカ・コーラのロゴをあしらったカレンダーや紙ナプキンを全米中にばらまくなど、知名度アップのためにさまざまなことを行った。なかでも特筆すべきは、第2次世界大戦中、戦地に生産工場を作りアメリカ兵がいつでもコカ・コーラを飲めるようにしたことだろう。掲出は、その決断をしたときの言葉という。

 やがて、ノルマンディー上陸作戦を指揮し、後にアメリカ大統領となるアイゼンハワーが何か欲しいものがあるかと訊かれて「コークを持ってきてくれ」と答えたとか、撃墜されたものの一命をとりとめたパイロットがコカ・コーラを飲みたいと言ったなど、さまざまなエピソードが生まれる。コカ・コーラは、そんなエピソードに彩られた強力なブランドに育っていったのだ。

 最近、モノからコトへと消費者の価値観が変わってきたといわれる。ウッドラフ氏が行ったのは、まさにそれだろう。コカ・コーラを飲むという行為に意味を持たせたのだ。現在にいたるまで、コカ・コーラが世界中の人たちに愛されている秘密がその辺りにありそうだ。

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経営者・事業部門責任者から部長・課長・リーダー層まで、経営の根幹を支える人たちの成長を支援するパートナーメディアを目指します。日々の業務に役立つニュースや小ネタ、組織強化や経営理論まで幅広く学べる記事を提供します。

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