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第254回  「コンピュータはビジネス用として発展してきた。別の意味のコンピュータの世界を作りたいというのが僕のエンジニアとしての夢。」ソニー・コンピュータエンタテイメント 元社長 久夛良木健

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 久夛良木氏は、1950年、東京都江東区生まれ。1969年、早稲田高等学校を卒業後、二浪して電気通信大学に入学。同大学を卒業後、ソニーに入社する。

 入社後は液晶ディスプレイの研究開発などに取り組む。その過程で生まれたレベルメーターは社外の機器でも使われ、出荷数1000万個を超えるヒット商品になった。このときのことを「仕事中に気配がしたので振り向くと井深(大)さんが立っていて、“何してるの?”と声をかけてくるんです。勝手に作っていた液晶のレベルメーターを見せたら、“音響のエンジニアたちには見せたの?”と。まだですと答えると、井深さんは“じゃあ、自分から言っとくね”とおっしゃいました。すると翌日、芝浦の音響の人たちが大挙して、私のところに来たんです。私が作った試作のレベルメーターを評価してくれて、最終的に商品化されることになりました」と話している。

 その後、家庭用ゲーム機の開発に携わり、1993年、ソニー・コンピュータエンタテイメントが設立されると、同社の取締役開発部長に就任。少数のスタッフでプレイステーションの開発を成功させる。プレイステーションは1999年まで5,500万台を売る大ヒット商品となり、久夛良木は1999年ソニー・コンピュータエンタテインメントの社長となった。

 家庭用ゲーム機の開発について、当初は反対意見が多かった。それを押し切ったのは、まさに久多良木氏のエンジニアとしての夢だった。夢がないところに成功はない。

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