アルゴリズムで精査した良質なニュースで、多くのアクティブユーザーを獲得
コンテンツを作り出している方は、よく「良いコンテンツを作ってもなかなか読者に届かない」と言います。あまりにも情報量が多いので、良いコンテンツを作っても埋もれてしまうのです。また、情報にお金が払われない時代にもなっています。コンテンツを作り出すことで生活の糧にする人々、つまりクリエイターやメディアは、コンテンツをどう自分達のビジネスにするかという課題に直面しています。
コンテンツの作り手だけではなく、受け手も大変な時代です。知りたい情報を検索すると、通常数千ページがヒットして、あまりにも多く、結局トップページの上位だけを見て、価値ある情報かどうかを判断せざるを得ません。数千ページの情報を見る難しさのほうが、小さな情報を探すより大きいのです。本当に良い情報をプロに選んでもらいたいというニーズが生まれています。
そこで解決法は、コンテンツをどう流通していくかに収れんしていきます。世界中で数多くのコンテンツが次々に生まれていますが、SmartNewsはこれらを様々なふるいにかけ、精査した上で、スマートフォンに表示させています。1日1,000万件ほどの記事から1,000件程度までに絞り込んでいます。人間が1日に目を通せる規模にまで絞り込む仕組みを運用しているわけです。
人間ではなく、仕組みがコンテンツを選択していくことに、うさんくささを感じる人がいるかもしれません。しかしシステムは人間にできないことができます。情報は膨大で、良質なコンテンツがいつどこで生み出されるか分かりません。大手新聞社や放送局のコンテンツだけが、必ずしも正しく重要なわけではなく、隣人が作るコンテンツに感動があるかもしれない。そのようなものも大規模なシステムとアルゴリズムの仕組みを用いることで発見でき、お届けすることができるのです。システムが重要なニュースを抽出できるというのがSmartNewsの非常に大きな成果です。
冒頭で1,300万ダウンロードと申し上げました。ダウンロード数で見ると、1億ダウンロード数のあるスマホアプリもありますが、我々はダウンロード数より、月間アクティブユーザーを重要視します。それはつまり、ダウンロード数は本当に使われている数ではないからです。月間アクティブユーザーなら、月に少なくとも1回は使われたという指標なので、実際に利用されているアプリだという証拠になります。
SmartNewsの国内月間アクティブユーザー数は500万人程度になっており、同種アプリを凌駕しています。ニールセンという第三者機関が計測した数値では、SmartNewsに来るユーザーは、同種アプリのユーザーに比べ、使用にかける時間が圧倒的に長い2301万時間です。これは、先ほど挙げた月間アクティブユーザーの利用時間の総和であり、国内の他の同種アプリの利用時間を足し合わせてもSmartNewsには届きません。アメリカでは昨年10月にUS版をリリースしました。アップルストアとグーグルプレイの2大スマホ向けアプリマーケットでは、いずれもアメリカのニュース部門で1位を記録し、アメリカだけでも月間アクティブユーザーが100万人を超えています。
ここまでSmartNewsが展開できる理由は、報道機関、雑誌社、放送局、ブログなど多様なコンテンツホルダーから優れたコンテンツを見つけだし、表示しているからです。日本では読売、朝日、産経、毎日の各新聞社と提携しており、専用チャンネルは100近くになってきています。アメリカでも同様の数のチャンネルを展開しています。NBC、タイムなどの既存メディアからブロガーまで、日米で広範囲なパートナーシップを築いてきました。日本版SmartNewsで面白いのは、「日本政府」チャンネルがあることです。政府の各省庁の情報を網羅し、アルゴリズムで選択、読者の評価が高い順に並べています。
〔経営プロサミット2015 6/2講演【「SmartNews」が描き出す21世紀のメディア産業~ダイナミックに世界をめざすスタートアップの技術・人材経営~】より〕
コンテンツの作り手だけではなく、受け手も大変な時代です。知りたい情報を検索すると、通常数千ページがヒットして、あまりにも多く、結局トップページの上位だけを見て、価値ある情報かどうかを判断せざるを得ません。数千ページの情報を見る難しさのほうが、小さな情報を探すより大きいのです。本当に良い情報をプロに選んでもらいたいというニーズが生まれています。
そこで解決法は、コンテンツをどう流通していくかに収れんしていきます。世界中で数多くのコンテンツが次々に生まれていますが、SmartNewsはこれらを様々なふるいにかけ、精査した上で、スマートフォンに表示させています。1日1,000万件ほどの記事から1,000件程度までに絞り込んでいます。人間が1日に目を通せる規模にまで絞り込む仕組みを運用しているわけです。
人間ではなく、仕組みがコンテンツを選択していくことに、うさんくささを感じる人がいるかもしれません。しかしシステムは人間にできないことができます。情報は膨大で、良質なコンテンツがいつどこで生み出されるか分かりません。大手新聞社や放送局のコンテンツだけが、必ずしも正しく重要なわけではなく、隣人が作るコンテンツに感動があるかもしれない。そのようなものも大規模なシステムとアルゴリズムの仕組みを用いることで発見でき、お届けすることができるのです。システムが重要なニュースを抽出できるというのがSmartNewsの非常に大きな成果です。
冒頭で1,300万ダウンロードと申し上げました。ダウンロード数で見ると、1億ダウンロード数のあるスマホアプリもありますが、我々はダウンロード数より、月間アクティブユーザーを重要視します。それはつまり、ダウンロード数は本当に使われている数ではないからです。月間アクティブユーザーなら、月に少なくとも1回は使われたという指標なので、実際に利用されているアプリだという証拠になります。
SmartNewsの国内月間アクティブユーザー数は500万人程度になっており、同種アプリを凌駕しています。ニールセンという第三者機関が計測した数値では、SmartNewsに来るユーザーは、同種アプリのユーザーに比べ、使用にかける時間が圧倒的に長い2301万時間です。これは、先ほど挙げた月間アクティブユーザーの利用時間の総和であり、国内の他の同種アプリの利用時間を足し合わせてもSmartNewsには届きません。アメリカでは昨年10月にUS版をリリースしました。アップルストアとグーグルプレイの2大スマホ向けアプリマーケットでは、いずれもアメリカのニュース部門で1位を記録し、アメリカだけでも月間アクティブユーザーが100万人を超えています。
ここまでSmartNewsが展開できる理由は、報道機関、雑誌社、放送局、ブログなど多様なコンテンツホルダーから優れたコンテンツを見つけだし、表示しているからです。日本では読売、朝日、産経、毎日の各新聞社と提携しており、専用チャンネルは100近くになってきています。アメリカでも同様の数のチャンネルを展開しています。NBC、タイムなどの既存メディアからブロガーまで、日米で広範囲なパートナーシップを築いてきました。日本版SmartNewsで面白いのは、「日本政府」チャンネルがあることです。政府の各省庁の情報を網羅し、アルゴリズムで選択、読者の評価が高い順に並べています。
〔経営プロサミット2015 6/2講演【「SmartNews」が描き出す21世紀のメディア産業~ダイナミックに世界をめざすスタートアップの技術・人材経営~】より〕
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