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イベント・講演録

クオリティフォーラム2017 企画セッション「新たな全員参加型経営: ビジョンがもたらす事業の構想と実装」

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小野寺 昭則 氏
株式会社小松製作所 スマートコンストラクション推進本部副本部長
兼 建機マーケティング本部国内販売本部 副本部長

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本講演は、日本科学技術連盟主催の、「クオリティフォーラム2017」
における講演内容をまとめたものです。
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コマツグループは、2007年から取り組むブランドマネジメント活動(BM活動)を通じて、徹底した顧客志向に基づく思考と行動の組織的な定着を図ってきた。今回の登壇者である同グループの小野寺氏は、グループ内の建機レンタル会社の副社長・社長時代に、BM活動をベースにスマートコンストラクション事業を立ち上げ、同事業の推進において現在まで一貫して中心的役割を担ってきた。同事業は工事現場の生産性を飛躍的に向上させるソリューションであり、従来の建機事業の枠組みを超える革新的な取り組みだ。小野寺氏は、それまで顕在化していなかったニーズを的確に捉えたスマートコンストラクション事業について、その誕生と、その後の発展に欠かせなかった同グループのビジョンに焦点を当てて紹介した。

ICTでつなげて生産性を向上させるスマートコンストラクション

スマートコンストラクションとは、工事の最初から最後まで、工事に関わる全ての人、建機、土までもICTで有機的につなげるものだ。具体的には以下の通り。

●測量と排出土量計算の自動化
多くの日数・工数を要していた測量に、ドローンを活用して三次元データを自動生成。このデータと、同じく三次元化した施工完成図面を照合すれば、施工範囲や土量を自動かつ高精度で計算できる。

●工期ごとに施工計画をシミュレーション
施工パターンの選択によっては、建機の手配も含めて工程表が自動で作成され、施工開始がスムーズに。

●高度に知能化された施工
ICT建機の活用により、簡単な操作で設計図面通りの施工が実現。管理者は現場の進捗状況をリアルタイムで確認できるため、PDCAを高速で回すことが可能に。設計を変更したい時も、サポートセンターがデータを修正すれば工程管理や建機に反映される。

●施工後のデータ活用
クラウドに蓄積された施工データを使い、納品図書の作成で大幅な工数削減、将来の維持保守に活用。

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