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人と組織が活きる経営判断

第10回  グローバル化社会で、価値観を統合するには~お役立ち道に立脚した需要創造型実践理念経営のすすめ~

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時代環境の変化と経営の原点・在り方の再定義

時代環境の変化と経営の原点・在り方の再定義

 タービュラント(乱気流)の時代といわれるようになって、既に10年近くが過ぎようとしています。
 そのような中でもわれわれ経営者は、日々、舵取りをしていかなければなりません。更に、グローバルに視野を広げれば「うまくいくかどうかが全く読めない」、「仕事に対する価値観が違い過ぎる」というような声もよく聞きます。
 経営者の役割は方向性を示すことであり、先の読めない時にこそ経営の在り方を再認識しなければなりません。
 それは「そもそもわが社は何のために存在しているのか」、「何が強みで、社会や市場をより良くするために何を成し遂げようとしているのか」、「わが社らしさはどこにあるのか」という「存在そのもの」を問う必要があるということです。
 そこで、企業経営の在り方を再認識するための良いヒントがあります。

日本企業の強み 不倒不滅を目指す

 それは、日本が世界に類を見ない長寿企業大国であるということです。
 世界中で、200年以上続く長寿企業は約5,500社あるといわれています。そのうち約3,000社強が日本の会社なのです(韓国銀行調査より)。しかも、百年以上続いている企業の数はもっと多いのです(帝国データバンク2013年調査より)。
 このデータが何を物語っているのかを考えてみましょう。
 まず、経営の在り方を2つに分けてみます。1つは、拡大・成長路線です。これは利益を上げ続け、業績を上げ続けることを判断基準の第一とする在り方です。もう1つは「身の丈」を大切にして長く続けることを判断基準の第一とする在り方です。どちらが正しいかということではありませんが、どちらを重要視するかで、当然、経営の舵取りは変わってきます。
 そこで、もし後者を選んだらどのような努力をしなければならないかを整理してみます。

長寿企業の共通的項目

 長寿企業については、様々な研究がなされていますが、『200年企業』(日経ビジネス文庫)によると、それらの共通的価値観の特徴をキーワードにすると、以下のようになるそうです。
「先義後利、不易流行、絆、捨てるべきものは捨て残すべきものは残す、ビジョン、三方よし」
 他には「環境変化への柔軟性、現場主導、身の丈を考慮した資金運営、ファミリー企業が多い」(『リビングカンパニー』日経BP社刊)などのキーワードが当てはまるそうです。
 これらのキーワードをジェック流の経営モデルに照らし合わせて整理してみます。

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